この度の台風19号により被害にあわれた方へ心からお見舞い申し上げます。
私自身台風の夜は強い雨と風の音や鳴りやまない緊急警報の音に不安と恐怖を感じ眠れない夜を過ごしました。私と同じように眠れない夜を過ごした方が多いのではないかと思います。
今回土砂崩れや、川の決壊による浸水や強風により家・思い出・家族・友達・等の大切なものを失ってしまった方がいらっしゃる事。そして今なお不便な生活を強いられている方も大勢いらっしゃる事にとても胸が痛みます。
また、今回路上で生活している方の受け入れを拒否した避難場所があったことに非常に驚きました。そしてその影響もあってか亡くなってしまった路上生活者の方がいらっしゃった事にも胸が痛みました。
路上生活者の方がおっしゃっていた言葉で頭から離れないのは「(受け入れを拒否され、さらに避難所近辺で雨風をしのぐ事さえも拒否された事について)〝お前らは人間じゃない”と言われているようだった。」という言葉でした。
事情があったにせよ同じ日本に暮らす人間が、住所がないからという理由で危険さらされ命を落とした方もいたということに驚き、とても悲しい気持ちになりました。
きっと台風の雨風よりも拒否されたという事実の方がつらかったのではないかと思います。時に人間の言動はナイフよりも鋭くいとも簡単に人を傷つけます。何気ない言動のつもりでも傷つけてしまいます。でも何気ない言動が逆に人を救う事もあります。毛布よりも人の心を温めてくれることがあります。だからこそ人に向ける言葉や行動には細心の注意を払わなければならないのだと改めて感じました。相手を思いやる気持ちがこもっていれば、上手じゃなくても誰かの心を温めるのだと思います。
自然災害という不測の事態だからこそ相手が誰かなどということに関係なく皆で一緒に支え合うことが大事なのだと思います。
私も今自分にできる最大限の支援をしていきたいと考えています。皆さんもよろしかったら一緒に募金をしませんか。